矢玉四朗さん作の『はれときどきぶたシリーズ』の面白いおすすめランキングベスト10を発表!
はれときどきぶたシリーズを読破した。矢沢ゆめです
小学生に大人気の『はれときどきぶたシリーズ』
わたしも小学生の時に何冊か読んでたのしかった思い出があります
ふとした時に"また読みたいなァ"と思い今発売されている計10冊のはれぶたシリーズを全て読み終えました
読み終えての感想は"昔はこんな無邪気な発想していたなァ"
たまーに昔に帰りたくなるって時ありますよね。大人さん
はれぶたシリーズの主人公は3年3組畠山則安くん
あだ名は十円安の不思議な物語
対象年齢は『小学校低学年から』だよ~
『はれときどきぶたシリーズ』は10冊と結構多いので最初に読むならどれ? って思ってる方のために面白かったおすすめランキングベスト10を発表したいと思います
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第10位 はれたまたまこぶた
はれぶたシリーズ初のフルカラー
2013年発売10作目
おふろにいったらブタ、砂場にいったらブタ、卵を割ったらブタとちょっとふしぎな短編物語が6つ収録されています
『はれたまたまこぶた』は番外編みたいな感じの本です
主人公は畠山則安くんのいもうとの"たまちゃん"
他の9冊に比べストーリーが短編で内容も簡単なので絵をたのしむ感じに近いです
小学校に入る前の子~小学生低学年にぴったり
1番ぶたぶたしている本は、はれたまたまこぶた!
第9位 ゆめからゆめんぼ
もし普段みている夢が現実になったらどうする?
1993年5作目
ある日ねていると
ゆめをみようよ たのしいゆめをー
ゆめはこころの ゆうえんちー
ゆめをみようよ こわいゆめー
とへんな声が聞こえ、目をさますとまんじゅうみたいなおばけがいました
名前は"ゆめんぼ"
ゆめんぼは"みんな忙しくてゆめをみなくなってるからおもしろさを知ってもらうためゆめをくばってる"そう
畠山則安くんは、ゆめんぼの持っている"ゆめっこ"という夢の元をうばい最初はいい夢をみますが、ゆめんぼを怒らせてしまい怖い夢も見せられます
学校にいくとガイコツになったり、ガチャポンにとじ込められたりと想像するだけで怖い夢ばかり
目を覚ました時って「この夢現実になってくれないかなァ」とワクワクしたり「夢でよかった~」とほっとした経験はだれでもあると思います
そんないい夢も怖い夢も現実になったらどんな感じ? っていうのが「ゆめからゆめんぼ」です
怖い夢はいやだけど、現実で起きたらどんな感じか気になる
第8位 はれときどきたこ
はれときどきぶたではなく"たこ"!?
2002年7作目
学校の授業の一環で"自分たちの町"をテーマに社会科学習に出かけた時、畠山則安くんは不思議な駄菓子屋をみつけてしまいます
次の日学校にいき、同じ班のメンバーに尋ねると「なかったよ~」といわれ則安は一人で確かめに行きます
すると、きちゃんとお店は存在しているのです!
その駄菓子屋でおばさんから勧められたお菓子を買うと周りで次々と言葉や文字に変化が起きてパニック状態
わたしも読んでいて頭がパニックになりました笑
日常でのちょっと不思議な言葉がテーマのお話だよ~
最後まで読むと"ぶた"じゃなくてなぜ"たこ"なのか分かってスッキリしますよ
第7位 はれときどきアハハ
笑いの遊園地アハハエンに出かけよう
2008年8作目
お父さんから"アハハエン"の招待券をもらい畠山則安くんは笑える遊園地に1人ででかけます
お母さんも一緒にいく~といいましたが大人は入場できません
なんでもおとなは文句ばかりいうからダメみたい
アハハエンに着くと「詩をかいてください、思いついたことでいいのでなんでも書いてみてください」といわれます
書いた詩をみせると、書いた内容よりもっとおもしろくお芝居にしてくれ周りで笑いが起きると園にあるアハハ計のポイントが加算され100になると打ち上げ花火があがります
詩といっても堅苦しいものではなく、風景をみながらありえない設定やこうなったら面白いといった発想勝負!
1番笑わせた人が勝ち
あなたは普段わらっていますか? ユーモアがある発想できますか?
この2つは人生でとっても大切なことなんですよ
第6位 はれときどきあまのじゃく
あべこべ世界に町中大パニック
2010年10作目
あまのじゃくって言葉の意味わかりますか
なかなか言葉はしっているものの、日常ではなかなか使われないのであいまいな方も多いかもしれません
あまのじゃくの意味は"人の言うことやすることにわざと逆らうひねくれ者"
へそ曲がり、素直じゃないともいいますね
畠山則安くんは登校途中、女の人に「あまのじゃくねぇ」と言われます
そして授業中にもクラスの子に「あまのじゃく」家に帰ればお母さんにも「あまのじゃく」といわれ一体どんな意味なんだ? とパソコンで調べてみると画面の中から"あまのじゃく"が登場してしまいます
"あまのじゃく"は登場すると「あなたはあまのじょくの王子様だから世界中をあまのじゃくにするのがつとめ」だと伝えられます
畠山則安くんが「あまのじゃくー」と人や物に向かって歌うとそれらがあまのじゃくになってしまいます
ちょっとわかりにくいですよね
簡単に説明すると"あべこべ世界"
例えば、水の蛇口をひねればお湯がでたり、掃除機をかけたらゴミが吹き出しとあべこべ世界になります
普段何気なく便利に使っているものが全てあべこべになったらどんな感じになるんだろうっていうのが楽しめます
あべこべ世界を見に行こう!
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第5位 ヒッコスでひっこす
どこにでも引っ越せるっていったらどこに引っ越そうかなぁ
1998年6作目
突然、畠山則安くんの家にアナホリ会社の社長が訪れ、なんでも"家の地下に爆弾がうまっているから引っ越してくれ"と告げられます
社長は"ロボ・ヒッコス"を置いていき、そのロボットに引っ越したい先をカードに記入し差し込めばたちまち好きな場所へ引っ越すことができます
引っ越せる回数はなんと17回!
あなただったらどこに引っ越してみたいですか? 外国ですか? 遊園地ですか?
そんなレベルではないんですよ笑
想像以上の展開でとっても夢が膨らむお話
第4位 ぼくときどきぶた
人間よりぶたになった方が面白いらしい
1987年3作目
畠山則安くんのクラスで発表会をすることになり、クラスメイトの中川くんと花村さんとで紙芝居をやることになりました
テーマを決めるも
- 中川くんは宇宙人が攻撃してくる話
- 花村さんは子豚がお弁当をもって遠足に行く話
- 畠山は魔法使いがでてくる話
と三人ともバラバラな意見だったので3人の話を混ぜて紙芝居をつくることになりました
完成した内容は魔王がやってきてみんなをぶたにされてしまうという物語
発表会当日、紙芝居の中に出てくる魔王が突然飛び出して町中みんなをぶたにしていまいます
ぶたになんてなりたくねぇ!
一体町中ぶたになった世界をどうやって救うのでしょうか
第3位 ぼくへそまでまんが
ぶたシリーズの総集編
1990年4作目
学校での授業中、妹のパンツが洗濯ばさみでとめられてることにきづき大恥をかいてしまう畠山則安くん
この恥ずしかったことを忘れようと日記に書こうとおもいつきますが、マンガで笑い飛ばそうと自分の体験をマンガにすることにします
それから恥ずかしいことを経験したらすべてマンガで書くようになりますが、ある時お父さんから「もっとおおげさにかくと面白くなる」と教わります
マンガを読んでいる友達が電柱にぶつかってあたまがとれてしまったり
家族の顔が動物に変身したり、お母さんが怪獣になってしまったり
発売からぶたシリーズは3作続きますが"ぼくへそまでまんが"は自由がテーマ
なんでもありの世界観で子供が1番はしゃぎそうだなって思いました
今回も謎なタイトル
それ以外にもう1つ大切な真実がかくされているよ
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第2位 はれときどきぶた
今日の天気は、はれときどきぶたです
1980年1作目
畠山則安くんは、担任の和子先生にいわれ毎日日記をつけるようになりました
ある日和子先生に日記をみせるとこんなことを言われました
「日記というのは、人に見せるものじゃないから、今度から先生にはみせなくてもいいわ。けど失敗したこと、まちがったこと、みんなちゃんと書いておいてね」
家に帰ると日記に書いたクラスメイトの事を話しだすお母さん
知らないはずのお母さんに言われ怪しんでいたところお母さんが勝手に部屋入り日記をみてるところを目撃してしまいます
その日からでたらめな日記を書きお母さんをビックリさせようとします
でたらめな日記を書いた翌日にはそれが現実となってしまい驚きの毎日を過ごす則安くん
鉛筆のてんぷらを食べている家族、最後には題名通り"はれときどきぶた"になってしまいます
はれときどきぶたを読んで約20年ぐらい経ちますが今でもしっかり覚えているほどインパクトな作品です
特に鉛筆の天ぷら
今でもちょっと気になるんですが、おいしそうだなァって昔はすんごく思っていました
はれぶたシリーズでは1番の人気作
はれぶたシリーズの中でのオチは見応えありますよ
第1位 あしたぶたの日ぶたじかん
はれぶたシリーズでもっともワクワクした"あしたぶたの日ぶたじかん"
1985年2作目
今回の畠山則安くんは新聞記者
作った新聞を町の人に見てもらおうと神社の掲示板に張り出します
新聞の名前は"ほんとしんぶん"
掲示してから2日後、新聞をみると鉛筆でぐちゃぐちゃにされているのに気付き学校へいくとクラスメイトに「あんなことかくなんてひどい!」と言われ今度はデタラメな"うそしんぶん"を書きはじめます
新聞は近所で人気になり、"うそしんぶん"に書いた『あたまの上にチューリップが咲いてしまった女の子』や『ドーナツを食べすぎてしまったドーナツ人間』が本当に表れてしまいます
神社の掲示版に新聞を貼ると現実になってしまうと気づいた則安は最後誰もが考えるような作戦にでます
はれぶたシリーズで面白かったおすすめランキングベスト1位は"あしたぶたの日ぶたじかん"です
改めて大人になった今でも1番ワクワクできたなァって思いました
ストーリー展開や話のネタがとっても好き
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まとめ:はれときどきぶたシリーズは2種類ある
全部読んで気づいたんですがはれぶたシリーズは大きくわけて2種類の話にわかれます
- 書いたことが現実になるお話
- 日常のきっかけで不思議な事がおきるお話
この2つをランキング順でまとめますと
書いたことが現実になるお話
- 第4位 ぼくときどきぶた
- 第3位 ぼくへそまでまんが
- 第2位 はれときどきぶた
- 第1位 あしたぶたの日ぶたじかん
日常がきっかけで不思議な事がおきるお話
- 第10位 はれたまたまこぶた
- 第9位 ゆめかたゆめんぼ
- 第8位 はれときどきたこ
- 第7位 はれときどきアハハ
- 第6位 はれときどきあまのじゃく
- 第5位 ヒッコスでひっこす
はれときどきぶたシリーズのおすすめする本の選び方
1位~4位までは書いたことが現実になるといきさつが似ているお話なので、一気に読んでしまうと飽きてしまうかもしれません
5位~10位までは全くバラバラなテーマなので連続して読んでOKです
わたしはごちゃ混ぜで全部読みました
ただ、不思議な世界は全部共通
もし全部読むのであれば5位~10位を2冊読んだら1位~4位を1冊読むとか、その反対にしてみるとかすれば全冊飽きずに読めるとおもいますよ
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感想:はれときどきシリーズには深いテーマがある
昔はアハハ~なんて読んでいましたが、はれぶたシリーズにはあとがきがあって作者の矢玉四朗さんが本を通して伝えたいことを語っています
意外と深い
どの作品も子供の頃に返ったようで懐かしく楽しく読むことができましたが、1番心にグッときたのはあとがきの作者のメッセージでした
はれぶたシリーズはこども向けの本なので分かりやすい口調でどの本も人生をテーマに想いを綴っていますが、もしかしたらこどもにはあまりピンとこないかもしれません
きっとそれは経験がまだ少ないのと、既にこどもはそれを持ち合わせているという理由で
ただ懐かしいなァだけで手にとった児童書でまさか人生を教わるなんて思ってもみませんでした
大人になるとこどもの頃に考えていたこと、していたことなど大切なことを忘れてしまいます
たま~にこういう児童書を読んで心をよみがえらせることも気持ちがいいものだなァって思いました
HAVE A NICE DAY