これからセルフでナプラのナシードカラー白髪染めを使おうと思っている方のために、使い方・色持ち・染め方を解説していきます
美容師。矢沢ゆめです
普段仕事ではナプラのグレイシスカラーを使って白髪染めをしているのですが、なにやら
"NASEED COLOR(ナシードカラー)が人気"
と聞いたので実際にモデルを使って染めてみました
(グレイシスカラーとナシードカラーは同じナプラの商品)
わたしがいつもお店で使っているグレイシスカラーとナシードカラーの違いって何? って疑問が生まれてくると思いますが、これは
"オーガニックカラーかどうか"
ナシードカラーはオーガニックカラー!
中々セルフで染めるとは言っても使い方や、色の選び方もあいまいで不安だと思いますので、詳しく解説していきます
ナシードカラーの染まり具合の写真も撮ったので一緒に紹介するよ~
ナシードカラーはグレイカラー(白髪染め)を使おう
ナシードカラーは"ファッションカラーとグレイカラー"があるのでここを間違えてしまうと白髪が染まらなくなるので注意してください
グレイカラー=白髪染め
ナシードカラーはグレイカラーという表記ではなく"グレイファッション"になってますね
白髪染めの場合はグレイファッションを選ぼう
では、次から実際に使い方の説明をしていきます
ナシードカラー白髪染めの使い方
1.ナシードカラー白髪染め1剤とオキシ2剤を準備しよう
使い方といっても特に難しいことはないので安心してください
まず、これが1剤(ナシードカラー白髪染め)
今回は自然色の"ナチュラルブラウンN-5NB"を使って染めていきます
完成のイメージは地毛に近い自然の黒髪
で、次に2剤(オキシ2%)
左に写っている白い容器がオキシになります
このオキシはナシードカラー専用の物ではありません
ナシード専用品でなくても完成に違いがでないので特にこだわらなくて染まるんですよ!
オキシは他のメーカでもOK
染める時は"カップとハケ、手袋"は結構必需品です
※一回購入してしまえば、半永久的に使えるので1個持っておいて損はないです
▼おすすめ商品
それ以外にも耳キャップだったり、カラークロスだったり、いつもお店で使っているカラーグッズを紹介しているので参考にしてみてください
2.ナシードカラー白髪染め1剤とオキシ2剤を等倍で混ぜよう
カップにこんな感じにカラー剤とオキシを出します
例えば1剤を60g入れたら2剤も60g入れます
デジタルスケールがあると便利ですね
料理で使うもので十分です。お店でも料理用の計量機を使っています
※そんなに正確に測らなくても染まってくれますが、あまりに等倍から遠いと薄く染まってしまうので気をつけてください
目安では10gのズレなら大丈夫
3.ナシードカラー白髪染めで失敗しない染め方
先ほどのカップをハケで混ぜ混ぜしてカラーを塗っていきます
モデルの白髪量はこんな感じです
白髪染めは、しっかり染まってほしい
- 分け目(つむじ)
- もみあげ
- 顔の額ライン
- 髪の短い方は襟足
から染めると失敗なく染めれますよ
特に1番染まりにくい"もみあげ"は念入りに!
白髪染めが長持ちする方法も紹介しているので、参考にしてください
塗り終わったら30分放置して後は流すだけ~
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完成!ナシードカラー白髪染めの染まり方と比較を公開
完成はこんな感じになります
染める前と染めた後の比較です
ナシードカラーを使ってみての第一の感想は
結構明るいね
わたしは以前にも他のメーカーさんのオーガニックカラーを使ったことがあるのですが、結果は同じような染めあがりでした
光の加減で明るく見えますが、この仕上がりの明るさってわたしが使っているグレイシスカラーでは7レベル(明るさ)ぐらいの完成度です
いまいち明るさのイメージがわかないと思うので画像で確認してください
今回使ったナシードカラーの明るさは5ですが7くらいの明るさで仕上がりました
目安ですが
- 1レベル▶真っ黒
- 5レベル▶地毛に近い自然な黒髪
ナシードカラーは普通の白髪染めより明るめに染まるってこと
では、なぜ今回5レベルを使ったのに、7レベルぐらいの明るさになったのか説明していきます
染まりが明るい理由はナシードカラーがオーガニックカラーだから
言い換えれば、オーガニックカラーは染まりがうすいです
- カラー剤に含まれる染料が多いほど濃く暗く染まる
- カラー剤に含まれる染料がすくないほど薄く明るく染まる
オーガニックカラーってカラー剤に含まれている染料がすくないんですね
あまりピンとこない方もいると思うのでイラストで説明します
オーガニックカラーにどれくらいの割合でオーガニック成分が配合されているか公開されていないので例でお話します
簡単にお話すると、普通のカラーは"カラー剤が100%"配合されていますが"オーガニックカラーでは"カラー剤80%+オーガニック成分20%"になっています
これが染めた時に薄く感じる原因
ナシードカラー(オーガニックカラー)で勘違いしてほしくない2つのポイント
1.オーガニックカラーだからといって特別なカラー剤ではない
お店のカラーメニューで
- ヘアカラー 4000円
- オーガニックカラー 4500円
なんてみたことある方もいるかもしれませんね
普通のヘアカラーも、オーガニックカラーも"全て同じカラー剤"です
以前他のメーカーさん(ナプラ以外)の方からお聞きしたのですが、オーガニック商品って今回のカラーでも化粧品でもそうですが、一滴タラッとオーガニックエキスを垂らしただけでオーガニック商品になってしまいます
わたしが普段お店で使っているグレイシスカラーにオーガニック成分をタラッとすると
オーガニックカラーの完成です!
なので、オーガニックカラーだからといって特別なカラー剤ではありません
言ってしまえばお店・企業の戦略ですね
オーガニックカラーも普通のカラーも変わんない
2.でも、オーガニック成分が配合されているから傷みにくいんじゃないの?
オーガニックカラーにはオーガニック成分が配合されているんでしょ? だったら普通のカラー剤よりかは傷まないでしょ?
たしかにたしかに、そうなんです
ただ、ナシードカラーに限らずどれくらいのオーガニック成分を配合しているのかきちんと公開していないので
オーガニックカラーに"傷まない"を期待してはいけません
だったら傷みが気になる部分や毛先に、ご家庭でしたら染める前にトリートメントをつけてから染めた方がダメージも軽減されます
オーガニック成分に頼らず、事前のケアしていた方が確実に傷みを軽減できるよ
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白髪を明るめに染めたい方はナシードカラー(オーガニックカラー)を使おう
ここまで聞くとオーガニックカラーは詐欺商品? って感じるかもしれませんが"どのような明るさで染めたいか"で使い分けるといいです
普通の白髪染めに比べ、オーガニックカラーは明るく染めることができます
なので、"白髪を明るめに染めたい方には便利なカラー剤"です
反対に今までの説明を聞いて、"オーガニックカラーは微妙~、しっかりめに白髪を染めたい"と思う方は、わたしがお店で使っているナプラグレイシスカラーの解説もしているので参考にしてみてください
次の項目ではナシードカラーの失敗しないカラー剤の選び方を解説していきます
ナシードカラーの色持ちをよくさせるためのカラー剤の選び方
ナシードカラーは白髪を明るめに染めることができるだけでなく、わたしが使っているグレイシスカラーより、若干安いんですよね
すこしの節約
あまり明るいレベル(明るさ)を選んでしまうと白髪が染まらなくなってしまうので、ここではカラーチャートと一緒にご紹介していきます
※一般的な目安では、白髪が染まるギリギリの明るさは7レベルのカラー剤ですが、ナシードカラーの場合は5レベルです
ナシード白髪染めのカラーチャート
今回の経験を踏まえてナシードカラー白髪染めの選び方を紹介していきます
- 明るめに染めたい方▶ナチュラルブラウンN-5NB
- 自然に近い黒髪で染めたい方▶ナチュラルブラウンN-3NB
- 中間を選びたい方▶ナチュラルブラウンのN-4NB
目安としてこんな感じに選ぶといいと思います
ナチュラルブラウン以外にも"カッパーブラウン(オレンジ系)"も使いやすいと思います
オレンジ系といっても、ベーズがブラウンなのでそこまでオレンジ感はでません
ただ、カッパーブラウンは明るさが5からしかないので、それ以下の明るさを使いたい方は"カッパーブラウンとナチュラルブラウン"を混ぜて使ってください
使い方は次の項目で説明するよ~
"アッシュやベージュは色味自体が薄い"ので選ぶ際は注意してくださいね
ナシードカラーの2剤オキシは"6%・3%・2.4%"とありますが
2.4%で大丈夫
もし選んだナシードカラーが明るすぎた、暗すぎたら混ぜよう!
目安でカラー剤の選び方を紹介しましたが、個人的な好みもあるので"明るすぎた~、暗すぎた~"って問題がでる場合もあります
そんな時はカラー剤(1剤)を混ぜてしまえば大丈夫
例1
ナチュラルブラウンN-5NBが少し明るいと思った場合
N-5NB+N-4NB(1:1)
明るさN-4.5NBの完成
N-5NBで暗い! って思った方はN-6NBを混ぜれば明るいカラー剤が完成します
例2
ナチュラルブラウンN-3NBで暗いと思った場合
N-3NB+Nー7NB(1:1)
明るさN-5NBの完成
例3
5レベル以下でナチュラルブラウン以外のカラーで染めたい場合(カッパーブラウン)
N-5CB+N-3CB(1:1)
明るさ4のナチュラルカッパーブラウンの完成
※必ずしも1:1でなくていいです
2:1でも3:1でもお好みで自由に微調整できるので無駄にすることはありません
その時のオキシ(2剤)の使い方ですが
N-5NB+N-4NB(20g:20g):オキシ2.4%(40g)
必ず1剤(カラー剤)で40g入れたら2剤(オキシ)も40g入れてください
1剤と2剤は同じ分量で!
明るめに染めたい方▶ナチュラルブラウンN-5NB
自然に近い黒髪で染めたい方▶ナチュラルブラウンN-3NB
中間を選びたい方▶ナチュラルブラウンN-4NB
カッパーブラウンN-5CB
2剤オキシ2.4%
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ナシードカラー白髪染めを使いたい方への注意点のまとめ
- 明るめに染めたい方▶ナチュラルブラウンN-5NB
- 自然に近い黒髪で染めたい方▶ナチュラルブラウンN-3NB
- 中間を選びたい方▶ナチュラルブラウンのN-4NB
この明るさを目安に選べば失敗せずに白髪を染めることができます
使ってみてあんまり好みじゃないなァと感じた方は、ナシードカラーとグレイシスカラーを混ぜて使ってもかまいません
捨てる必要なし!
そして、ナシードカラー(オーガニックカラー)を使えば髪が傷まないということではないのでそれを理由に選ぶのは控えてください
ナシードカラーを使ってほしい方は
白髪を明るめに染めたい方!
しっかりめに染めたい方はグレイシスカラー
>>>>ナプラグレイシスカラーの使い方
最後に大切なことをお伝えします
ナプラの商品(ナシードカラー、グレイシスカラー)は"頭皮に刺激の少ないカラー剤になっているのでカラー剤を使ってかゆくなったり、ヒリヒリする方でも使いやすい"です
絶対頭皮にトラブルがないとは言い切れませんが、実際お店で使っていても指摘されることほとんどないので、わたしはナプラのカラー剤をつかっています
カラー剤は染まり具合だけでなく、頭皮への刺激が少ない商品を選ぶことも大切なんです!
以上、ナシードカラー白髪染めの使い方・色持ち・染め方の紹介でした!
明るめに染めたい方▶ナチュラルブラウンN-5NB
自然に近い黒髪で染めたい方▶ナチュラルブラウンN-3NB
中間を選びたい方▶ナチュラルブラウンN-4NB
カッパーブラウンN-5CB
2剤オキシ2.4%