どうも、美容師の矢沢ゆめです
美容師という職業は技術だけではなく、会話もとても重要になってきます
私も会話のスキルを磨くために本を読んだりお話を聞きにいったりしていますが必ず出てくるのが「オウム返し」を使いましょうってことなんです
有名なコミュニケーションのやり方なので聞いたことがある方も多いと思います
オウム返しとは相手の言った言葉をくりかえすことです
例
A「この間、旅行いってきたんですよ」
B「旅行にいったんですか」
こんなかんじです。
相手の言葉を繰り返すことにより自分の話を聞いてくれてる、この人とは話があいそうだなと思わせるやり方
同じ考え方、同じ気持ちだと思わせる
話し方というよりかは、聞き方のスキルになります
しかし私自身あまり会話の中で「オウム返し」をおすすめしません
その理由を解説していきたいとおもいます
あまりにも機械的すぎるから
例
A 「この間、有名なラーメン屋さんいってきたんです」
B 「ラーメン屋さんいってきたんですねえ」
A「とても並んでて1時間も待ちましたよ」
B 「1時間も待ったんですか」
A 「とてもつかれました」
B 「つかれますよね」
文をみてみると、とても人間味がない会話になります
Bさんの感情が全くないためです
Aさんもまるで機械、AIと話している感じになり嫌な気分になります
早かれ遅かれAさんも会話に疲れ、口数が減ります
こんな会話をしても楽しいはずがありません
ほとんどの本にこんな例文がついています
声にだしてみるとより分かりやすいと思います
勉強してきた、聞き上手アピールがバレバレ
本を読んでるとあまり違和感がないかもしれませんが、いざ会話にでてくるとわざとらしさが全開です
切って張り付けた感じになります
そして、私は「聞き上手なのですよ」「会話スキルが高いんですよ」感がすごい出ます
人は普段自然に会話をおこなっていますので、不自然さにすぐ気付きます
なにからなにまで共感されると
「別にそこまで無理に共感しなくても・・・」
と、こんどは共感から不信感に変わってきます
そうなると「この人は私に興味があるわけではなく、会話をこなそうとしてるだけなんだ、よく見られたいと考えてるだけなんだ」って感づかれます
会話はこれ以上広がらなくなり、つまらなくなりますし、相手への印象も低くなります
壁がある
今までに「人間味がない」「聞き上手感がバレバレ」と話してきましたが、イコールそのひととは壁ができている感じをうけると思います
なぜかというと繰り返すだけで相手の感情や言いたいことに踏み込んでいないからです
例
A 「この間、有名なラーメン屋いってきたんです」
B 「ラーメン屋さんいってきたんですねえ」
ではなく
B 「どこのラーメン屋さんですか?」
B 「どんなラーメン屋さんですか?」
の方が相手に踏み込んで会話していますので相手も話しやすくなります
SPONSORED LINK
誤解を生むこともある
例
A 「今日、午後から雨降るみたいですよね」
B 「雨降るんですね」
この会話の場合あなたがAの場合どんな会話をつづけますか?
私の場合であれば「雨降るんですね」って言ってたから、もしかしてしらないのかな?って思い
A 「傘持ってきてないんですか?」
と聞きたくなります
もしこれで
「持ってきていません」となれば話が自然になりますけど
「持ってきています」となれば話がおかしくなります
A 「今日、午後から雨降るみたいですよね」
B 「雨降るんですね」
A 「傘持ってきていないんですか?」
B 「いえ、持ってきていますよ」
どうですか?違和感がある会話ですよね
知らない体でいて本当は知っている
人によってはバカにされていると思う人もいると思います
もしかすると
「なんで知っているのにそんな話し方するんですか?」
なんて聞かれることもあると思います
オウム返しを使っていい場面
オウム返しを使ってはいけないということではなくつかった方がいい時もあります
日常会話でも自然と使っている
会話が続けられないからといってそこまで意識しなくても普段から使っている場面があります
例
A 「今日とっても暑くないですか?」
B 「ホントに暑すぎますね」
こんな会話、日常で使いますよね
他にも
例
A 「あの映画面白くなかった?」
B 「めちゃめちゃおもしろかった」
例
A 「まえオススメした音楽はまらなかった?」
B 「とってもはまった」
こういう場面で使えば相手との共感も得られますし、親近感がわきます
お店や職場での確認事項
私の職場の美容室でのお話をしますが
例
お客様「夏なのでいつもより短めでカラーは明るくお願いします」
私 「では、今日は夏らしく短めでカラーは明るくですね」
相手の言ったことを繰り返すことにより私自身は「間違いはないか」
お客様からは「ちゃんと話をきいてくれてるな」って思います
ここで相手からは理解してくれてよかった、きちんと伝わったなと安心できるわけです
長い話しを要約する
例
「連休にさ早起きして車で3時間かけて家族を動物園まで連れていったんだけどさ、やっぱ連休だからめちゃめちゃ混んでてしかも、子供たちは、走り回るで大変だったんだよ! すんごいつかれるし。でもさ、帰り際に「パパ、またこようね」なんて言われるとうれしくて、またつれていきたくなるね」
と言われたとします
ここでは早起き、混んでた、子供たちが走り回る=大変
またこようねと言われて嬉しい気持ちだということが分かります
「いろいろ大変なこともあったけど、子供たちによろこんでもらえて連れて行った際があったね」
と返せば相手もきちんと話を聞いてくれてるなって安心するし、嬉しくなります
SPONSORED LINK
まとめ
オウム返しは使いすぎると
- 人間味のない会話
- 不自然な会話になるため場合にとっては相手を嫌悪感をいだかせたり、不信感をあたえる
- 誤解を生みケンカになるおそれもある
使った方がいい場面は
- 「楽しい」「おいしい」など感情が含まれる会話には使った方がよい
- 間違えてはいけない場面では必ず繰り返した方がオススメ
- 長い話の時には短く要約した方が聞いていた感が伝わる
最後に
会話が続かない人にはよく「相手の言ったことを繰り返せば自然と会話になる」なんていいますがはっきりいってなりません
極端に言えば自分のしゃべったことを沢山くりかえされるんですよw
うざったいし、イライラしますよw
オウム返しの使い方に注意しましょうね!
Have a nice day